花粉症・インフルエンザ
花粉症・インフルエンザ
当院の内科では、季節ごとに非常に多くの人々を悩ませる二大季節性疾患である花粉症とインフルエンザの診断、治療、そして予防対策に非常に力を入れています。
どちらの病気も初期の段階では一般的な風邪と症状が非常によく似ているため、自己判断で放置したり市販の風邪薬だけで済ませようとしたりすると、症状が長引いて悪化したり、周囲に感染を広げてしまったりするリスクがあります。
当院では、患者さん一人ひとりの症状の強さやライフスタイルに合わせ、科学的根拠に基づいた的確な検査と最適な治療を提供しています。以下にそれぞれの疾患の病態や当院の治療方針について詳しく解説いたします。

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が鼻や目の粘膜に付着することで起こるアレルギー疾患です。
日本では春のスギ・ヒノキ花粉が有名ですが、初夏にはイネ科植物、秋にはブタクサやヨモギなどによる花粉症もみられます。
花粉症は命に関わる病気ではありませんが、鼻づまりや睡眠障害、集中力低下によって仕事や学業のパフォーマンスを大きく低下させることがあります。
また、放置すると副鼻腔炎や気管支喘息の悪化につながることもあるため、適切な治療を行うことが大切です。
花粉症の症状は、主に鼻と目に現れます。以下のような体調の変化や症状に心当たりはありませんか。
「いつもの疲れだろう」と自己判断をせず、これらの症状が見られた場合はお早めに当院を受診してください。特に、花粉の時期に体調を崩しやすい方は、アレルギー反応が慢性化する前に対策を始めることが大切です。
日本では春先のスギやヒノキが有名ですが、それ以外の季節にもさまざまな植物の花粉が広範囲に飛散しています。
春(二月から五月頃)
スギ、ヒノキ
初夏(五月から七月頃)
カモガヤ、ハルガヤなどのイネ科植物
秋(八月から十月頃)
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草類
近年では地球温暖化や森林環境の変化などの影響により、花粉の飛散時期が前倒しになったり、飛散量自体が増加したりする傾向があるため、以前よりも症状が重症化する患者さんが増えています。
当院では抗ヒスタミン薬、点鼻薬、点眼薬などを組み合わせながら、患者さん一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療を行っています。
眠気が少ない薬剤や効果の高い薬剤なども取り扱っており、お仕事や運転への影響にも配慮しています。
また、毎年症状が強い方には、花粉飛散前から治療を開始する初期療法もご提案しています。
当院では症状を抑える治療だけでなく、アレルギー体質の改善を目指す舌下免疫療法(シダキュア・ミティキュア)にも対応しています。舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を少量ずつ体内に取り入れることで、症状の改善や体質改善を目指す治療法です。数年単位で継続する必要がありますが、薬の使用量を減らしたり、症状を大幅に軽減できたりする可能性があります。
また、重症のスギ花粉症に対しては、生物学的製剤であるゾレア(オマリズマブ)による治療についてもご相談いただけます。
毎年症状が強く、日常生活に支障が出ている方はお気軽にご相談ください。
花粉症と思っていても、副鼻腔炎(蓄膿症)や気管支喘息、感染症などが隠れていることがあります。
当院では症状や経過を詳しく確認し、必要に応じてレントゲン検査やCT検査も活用しながら原因を評価しています。
特に鼻づまりが長期間続く場合や、咳や息苦しさを伴う場合には、花粉症以外の病気が関与している可能性もあるため注意が必要です。
お薬による治療とあわせて、目の表面や鼻の粘膜に触れる花粉の量を物理的に減らすことが悪化を防ぐ鍵となります。
十分な睡眠や規則正しい生活習慣を心がけることも症状の悪化予防につながります。
花粉症は適切な治療によって症状を大きく軽減できる病気です。毎年つらい症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症する急性気道感染症です。冬季を中心に毎年流行し、非常に強い感染力を持つことが特徴です。
一般的な風邪では鼻水や喉の痛みが徐々に現れることが多い一方、インフルエンザでは高熱や強い倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が突然出現します。
多くの場合は1週間程度で改善しますが、高齢者や小さなお子さま、糖尿病や慢性腎臓病などの基礎疾患をお持ちの方では、肺炎や脳症などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。そのため、「ただの風邪だろう」と自己判断せず、早期の診断と適切な治療を受けることが大切です。
インフルエンザは通常1〜3日の潜伏期間を経て急激に発症します。以下のような症状に心当たりはありませんか。
これらの症状がある場合は、インフルエンザに感染している可能性があります。特に高熱や強い全身症状がある場合は、お早めにご相談ください。
インフルエンザは発症後できるだけ早く診断し、適切な治療を開始することが重要です。
当院ではインフルエンザ迅速抗原検査を導入しており、短時間で診断を行うことが可能です。
ただし、発症直後では検査が陰性となることもあるため、症状の経過や周囲の流行状況なども踏まえながら総合的に判断しています。
高熱や強い倦怠感、関節痛などの症状がある場合は、お早めにご相談ください。
発熱や咳、喉の痛みはインフルエンザだけでなく、
など、さまざまな病気でもみられます。
当院では症状や経過を詳しく確認し、必要に応じて迅速検査や血液検査を組み合わせながら原因を総合的に評価しています。
単に「風邪」と判断するのではなく、重症化につながる病気が隠れていないかも含めて診療を行っています。
高齢の方や糖尿病、慢性腎臓病、心疾患などの基礎疾患をお持ちの方では、インフルエンザをきっかけに肺炎を発症することがあります。
当院では必要に応じて胸部レントゲン検査やCT検査を行い、肺炎やその他の呼吸器疾患の有無を評価しています。
特にCT検査はレントゲンでは分かりにくい初期の肺炎の診断にも有用であり、重症化リスクの早期発見につながります。
発熱が長引く場合や咳・息苦しさが強い場合にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
インフルエンザの治療では、十分な休養と水分補給を基本としながら、必要に応じて抗インフルエンザウイルス薬を使用します。
抗インフルエンザウイルス薬は、発症から48時間以内に開始することで、発熱期間の短縮や症状の軽減が期待できます。
当院では患者さんの年齢や全身状態に応じて、
から適切な治療法をご提案しています。
また、高熱による脱水症状や食事・水分摂取が困難な場合には、必要に応じて点滴治療にも対応しています。
インフルエンザは多くの場合1週間程度で改善しますが、発熱が長引く場合や咳・息苦しさが強くなる場合には、肺炎などの合併症が隠れていることもあります。
当院では症状の経過を確認しながら、必要に応じてレントゲン検査やCT検査も活用し、重症化の早期発見に努めています。
インフルエンザは飛沫感染や接触感染によって広がります。
日頃から手洗いやマスクの着用、十分な睡眠などを心がけることも大切ですが、最も有効な予防方法はインフルエンザワクチンの接種です。
ワクチンを接種することで感染を完全に防ぐことはできませんが、発症リスクや重症化リスクを低下させる効果が期待できます。
特に高齢者の方、基礎疾患をお持ちの方、小さなお子さまと同居されている方は積極的な接種をおすすめしています。
当院では毎年秋頃よりインフルエンザワクチン接種を行っています。接種時期や費用などについてもお気軽にご相談ください。
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